「変わりゆく九州 私たちの暮らしと安全保障政策」大山貴稔先生トークイベント 本の紹介

「変わりゆく九州 私たちの暮らしと安全保障政策」大山貴稔先生トークイベント

9/28(日)13:30〜15:00

一言でどんなイベント?というのが難しいのですが、

「あえて考えなければ分からないことに気がつくためのきっかけになるイベント」と思っています。

本を読むことは政治や歴史について、あえてこの立場で考えてみたらどうだろう?というものの見方を身に着けさせてくれます。
関連する本をご紹介しながら、どんなイベントか伝わればと思います。

①加藤陽子・モリナガヨウ『となりの史学』は第一次・第二次大戦について、中国側と日本側双方の最新の研究から紹介するものです。
お互いの歴史認識がいつまでも嚙み合わない原因に触れるとともに、あえて中国の史学から見ることで、これまで気づけなかった点も多くありました。

イベントでは、大山先生に中国から見た時の日米の軍事行動についても触れていただく予定です。
(普段は日本やアメリカのメディアから見た中国の軍事行動に触れる機会が多いので、新鮮に感じられると思います)

②伊勢崎賢治『本当の戦争の話をしよう』は西アフリカやイラクなどの紛争の現場に実務者として経験を積んできた著者が高校生に向けて講義をしたライブの記録です。 
「もしもビンラディンが新宿歌舞伎町で殺害されたとしたら」など、こちらもあえて思考を巡らせてみる経験が詰まっています。
「セキュリタイゼーション」という安全保障政策に関わる学問についても、分かりやすく紹介されています。

③西谷修『戦争と西洋 西側の〈正義〉とは何か』は➁の本とセットで読むと、より分かりやすいと思います。当店のインスタグラムで詳しく紹介しています(7/18)

https://www.instagram.com/p/DMOjc27zCMx/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

大山先生は共著『批判的安全保障論』でも、「セキュリタイゼーション」をテーマに執筆をされています。こちらでは日本語訳の問題についても詳しく書かれています。

長くなりましたが、「あえて考えてみる機会」として、イベントにご参加いただけましたら幸いです。

お申し込みお待ちしております。